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防犯 豆知識
パッシブセンサーの仕組みを知ろう

人がいるはずのない特定の部屋やエリアに、人がいることを感知できれば、泥棒と判断して威嚇したり警報を鳴らしたりすることができます。それができるのは、毒ヘビのハブやマムシ、ガラガラヘビが持つセンサーと同じ「パッシブセンサー（熱線センサーとも言います）」を使うことによって実現できます。

ここでパッシブセンサーの仕組みをご説明します。このセンサーは赤外線を検知するセンサーですが、波長が比較的長い「遠赤外線」を利用しており「熱線」とも呼ばれます。同じ遠赤外線を使ったものには、遠赤外線ストーブや、遠赤外線コタツなどがあります。

私達の周りに存在する物質はすべて（強さの違いはありますが）赤外線エネルギーを放っています。この赤外線エネルギーの強さは、絶対温度の4乗に比例しますので、温度差があると赤外線エネルギーに差が生じます。この差を感知するのがパッシブセンサーなのです。

自然界でも使われているパッシブセンサーを使うことで、泥棒の侵入を少しでも早く発見することで、室内を荒らされる前に追い出すための施策を打つことができます。このように2重3重の備えをしておくことで安心した生活を送ることが可能になるのです。