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防犯 豆知識
買い物の仕方ひとつでできる防犯

人が生活するパターンは、ある程度一定です。多くの人は通る道、買い物する場所、食事をする場所は、ほぼ決まっていて毎日のように同じ行動を繰り返しています。

自分は習慣となっているので意識していませんが、これを注意深く観察している人がいるのです。それは「侵入盗などの犯罪者」です。

特に買い物の場合は、店に来る時間や頻度、買っている物や量などで、その人の生活するパターンや家族構成が意外と簡単に推測できます。そのため、昼間家が留守になりがちな「単身赴任中のサラリーマン」や「働きに出る必要のある独身女性」を探すために使われることがあるのです。

このように買い物を使って、空き巣狙いの相手を探すような侵入盗対策として、何ができるでしょうか。例えば、買い物をする場所をローテーションして同じ店に行き続けるのを避けたり、できるだけまとめ買いをして家族構成が悟られないようにするなどの工夫をしましょう。

そのほかには、お箸を数膳入れてもらったり、明らかに2人分とわかるようなもの（同じデザートを2つ買うなど）を買うのも効果的です。また公共料金の支払いをコンビニエンスストアで行うと、金額から家族構成が推測されるだけでなく、住所まで見られてしまいます。

そのため、銀行などの金融機関で支払うほうが安全といえるでしょう。店員がそのような犯罪を犯すとは考えたくはありませんが、可能性はゼロではありません。被害に遭ってしまってからでは遅いのです。

女性や高齢者の一人暮らしの場合は特に、「人を見たら泥棒と思え」という位の気持ちで、自ら犯罪者から身を守る必要があるのだということを肝に銘じておきましょう。