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防犯 豆知識
突然やっている電気ガス水道の点検

突然の訪問者が玄関のチャイムを鳴らせば、誰しも不審に思い警戒するものです。しかし、突然の訪問者が無言ではなく「ガス機器の点検に伺いました」と声をかけてくるだけで、不思議と先程までの不信感や警戒が、綺麗に解けてしまう人は多いことでしょう。

しかし、すぐに信用するのは危険です。なぜなら、その点検員はライフライン（電気ガス水道）の点検を装って、アタリ（空き巣狙いを行う前の確認）を行っている泥棒や、最初から押し入るつもりの悪質な「装い強盗」かもしれないからです。

ライフラインの点検が、本当にある場合には、このように突然チャイムを鳴らして訪問することはありません。点検が必要な場合には、日時や内容が書かれた「お知らせ」が入ります。

そのため、お知らせがないままに、突然訪問してきたライフラインの点検者は、その時点で十分に警戒すべき不審者なのです。とは言え、実際にはお知らせが入っていて、自分がお知らせを捨ててしまっているかもしれません。

確認するためには、マンションであれば管理人室に電話で尋ねてみるとよいでしょう。正式な点検であれば、管理人には連絡があったと思われるからです。また戸建ての場合や管理人が居ない場合には、点検員に連絡先を尋ね、その場で電話確認をしてみると確実です。

すこし大げさに感じるかもしれませんが、扉を開けてしまったら、あなたを守るものは何もありません。後で後悔することのないよう、慎重に行動すべきだと言えるでしょう。