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防犯 豆知識
機械警備の誤発報が多すぎる事の問題点

住宅の防犯を丸投げできるイメージがあるホームセキュリティは、機械を使った「機械警備」を行っています。

機械を使うメリットは「無料で24時間、疲れ知らずの監視をしてくれること」にあるのですが、やはり人間とは違い「泥棒だけを見分けて警報をならす」というような機能は持ち合わせていません。

そのため、「真報（本当に泥棒などの不審者に反応した警報）」より誤報の方が圧倒的に多いということを念頭に置いておく必要があるでしょう。真報の割合は10%以下と言いますから、10回警報が鳴った場合の9回は、風や小動物、いたずらや電化製品のノイズなどで誤報を出しているのです。

例えば、温度変化で反応するパッシブセンサーはペットやカーテンの動きに反応してしまう事もありますし、マグネットセンサーや振動センサーは、台風の風や地震の揺れ、トラックが通った振動などで誤動作してしまうこともあります。

ホームセキュリティが誤動作する事自体は、さほど問題はないように思いますが、この恐ろしいところは、たとえ真報が入っても「また誤報だろう」と警戒しなくなってしまう事です。

この油断が泥棒の付け入るスキを与えてしまうのです。しかしあまりにも誤報が多いのは、ホームセキュリティを提供している警備会社の機器設計や設置に問題がある可能性もあります。誤報が頻発するようであれば、警備会社の変更も合わせて検討されるのもよいでしょう。