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防犯 豆知識
「タンス預金」を狙う泥棒たち

現金を家の中に置いておくのは危険だとわかっていても、多額の現金を置いていて盗難に遭うケースは一向になくなりません。「タンス預金」といって、タンスの一番下の引き出しを抜き、畳に現金を並べてから、引き出しを戻しておく方法などは、よく知られた隠し場所のひとつです。

しかし、こういった隠し場所については泥棒もよく知っていますので、実際には隠し場所にはなっていないケースがほとんどです。このタンス預金を、密かに行っていればまだいいのですが、中には訪問者にタンス預金の額を自慢したり、見せびらかしたりする人もいます。

これはもう「私は現金を家に置いているから、泥棒に入る価値がありますよ」と自分から宣伝しているようなものです。現金を下ろしにいくのが面倒だからとか、銀行が倒産したら困るなどの理由で、自宅でタンス預金をしているのだとしたら、あまりにもリスク管理が甘いとしか言いようがありません。

すぐに使う現金以外は、銀行や郵便局などに預けておくようにしましょう。今はコンビニエンスストアのATMからでも現金を引き出せます。多少の手数料がかかる銀行もありますが、タンス預金をしていて全額盗まれてしまうことを思えば「保険代」のようなものです。

ネット専業銀行など、条件付きでATM手数料が無料の銀行もありますので、そのような金融機関を賢く使うのもいいかもしれませんね。