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防犯 豆知識
管理人が居ても安心できない理由

マンションに管理事務室があり、管理人が常駐してる場合、マンション内設備の故障や火災を知らせる警報と共に、エントランスや廊下に取り付けている防犯カメラの映像や、防犯システムの警報が入るようにしているところもあります。

さて、このように管理人が常駐し監視しているマンションは、果たして「防犯性の高いマンション」と言うことはできるのでしょうか？残念ながら、それは難しいと言わざるをえません。

警備会社から派遣される警備員は、護身や防犯についての訓練を受けて資格を得ています。しかしマンションに常駐している管理人は、警備員ではありませんので、そのような訓練を一切受けていません。

マンションの管理人は、管理会社から派遣された派遣社員で、マンション全体の管理や保全をするのが仕事ですから、警備という役割を期待するのは難しいと言えるでしょう。

もちろん、管理事務室に人がいるだけで、不審者がエントランスを通過して館内に入るハードルが上がり抑止効果になるという面では、多少の防犯効果は見込めるかもしれません。

しかし管理人がいるから、いざという時に警備員のように対応してくれることを期待するのは、少し見当違いだと言えます。過信は禁物ですので、十分注意する必要があるでしょう。