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防犯 豆知識
どれくらい簡単にガラスが破られるのか

ガラスを破って泥棒が入るというと、テレビや映画に出てくる強盗が店先にあるショーウィンドウをバールやハンマーなどで大胆に割るようなシーンを思い出されるかもしれません。割った部分からガラスが粉々に崩れ落ち、そこから泥棒が侵入するようなイメージでしょう。

しかし実際には、テレビや映画で見るような大胆な方法ではなく、もっと音も小さな方法で簡単に破られるのです。しかも使うものはドライバー1本で、誰でも簡単にポケットに入れておける道具です。

防犯対策のために、その手口を知っておくのは有効ですのでご紹介しましょう。よく使われる方法は2つあります。

1つ目は「ガラスをドライバーの先端で突いて割る」という方法です。こちらは想像に難しくありません。2つ目は、「ドライバーをカッターナイフのように使ってガラスに傷を付け、ガラスを取り外してしまう」方法です。

このどちらの方法もクレセント（窓についている三日月型の金物）周りを割って、クレセントを回して侵入する事には変わりありません。「それでもガラスを割るのだから音はするだろう」と思われるかもしれませんが、この時の音は「コップにヒビが入る時の音」と同じくらいですし、時間も30秒程度と一瞬ですので、ほかの部屋に居れば聞こえません。

これだけ簡単に侵入されるのですから、窓には2重の補助錠を付けたり格子を付けるなどの防犯対策を行い、家の周りでドライバーを持ってウロウロしている不審な人を見かけたらすぐに110番通報を行うなど、防犯意識を高く持つようにしてくださいね。