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防犯 豆知識
その宅配便屋さんはホンモノですか？

インターホンが鳴り、受話器を取ると「宅配便です。お届け物をお持ちしました」という声がします。大急ぎで印鑑を持って、玄関扉を開ける人が大半でしょう。しかし、玄関扉の向こうにいるのは、「本物の宅配便の配達員」でしょうか？

というのは、中には宅配便の配達員を装った、空き巣狙いの泥棒や強盗がいるからなのです。先程の例のように、インターホンで声をかけ、誰も返事がなければ空き巣に入ったり、誰かが出てくれば、そのまま強盗になったりして金品を奪っていくのです。

対策として、少なくともまず、ドアスコープ（扉についている覗き穴）やテレビドアホンで、配達員を確認してください。しかし、ユニフォームだけで安心してはいけません。ユニフォームは、いくらでも手に入るからです。

表に宅配便のトラックが停まっているかも確認するとよいでしょう。また、扉越しやインターホンで確認する際に、誰からの荷物か送り先を確認するのも効果的です。

それでも「大丈夫」という確信が持てない場合は、応答しないか、応答してしまった場合は「手が離せないので不在票を入れておいてください」と言いましょう。本物の宅配便なら、不在票が入りますので、改めて時間を指定して持ってきてもらうとよいでしょう。

指定した時間に、指定した宅配便が訪問してきた時はじめて、安心して扉を開けることができるのです。