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防犯 豆知識
スパイ映画顔負けの防犯センサー

センサー自身からは、一切何も出さないために感知することができず、感知するすべもないものがあります。スパイ映画に出てきそうなセンサーですが、それは「熱線センサー（パッシブセンサー）」といいます。

活動的という意味を持つアクティブ（active）ではなく、消極的、受動的という意味を持つパッシブ（passive）と呼ばれるセンサーだけあり、ほかのセンサーとは異なり、何の動作も行いません。

またそのほかの特徴としては、ガラスや木材、金属や紙さえも通らず遮られてしまいます。そのため、感知させたいエリアを限定するのも簡単です。警戒エリアや警戒ゾーンは、立体警報タイプ、広域警戒タイプ、スポット立体警報タイプ、スポット面警戒タイプ、面警戒タイプ、線警戒タイプ、壁付きワイドレンジタイプなどさまざまに構成することが可能ですので、警戒する部屋に応じて選択することができます。

もちろん、熱線センサーがどれほど的確に泥棒を発見できても、それだけでは何にもなりません。センサーに繋いだライトやベル、サイレンやフラッシュライトなどを使い、泥棒に退散してもらうのが目的ですので、必ずそのような威嚇器を同時にセットしておくようにしましょうね。