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防犯 豆知識
高価なものの有る無しに関わらず

高価なものが家の中にあるかどうかというのは、実際、中に入ってみないとわかりません。そのため泥棒の判断基準は、「高価なもの（または沢山の現金）があるかどうか」よりも「留守で入りやすい家やどうか」のほうが優先順位が高いのが現実です。

「泥棒に取られるものなんてないから大丈夫」というのはよく聞く言葉ですが、泥棒からすれば、取るものがないかどうかは侵入してからわかることです。

どれだけ取られるものがなくても、ガラスを割られたり、扉の錠をバールでこじ開けられたり、家中を荒らされたりするのは気持ちのよいものではありませんし、復旧に費用もかかります。

そのため、「自分の家に今日入られてもおかしくない」という視点を持ち、備えておくことが被害を最小限に抑えるカギとなるのです。では具体的にどのような備えができるでしょうか。

例えば、大切なものは1ヶ所に固めておくのではなく、分散して置いておくことは有効です。また預金通帳と銀行印は別々に保管しておかないと現金が引き出せてしまいますので注意が必要です。

そのほか、家庭用金庫を購入する場合には、火災に強い耐火金庫ではなく、防犯機能に強いTS-15（2名で15分間の破壊に耐える基準）適合の金庫を選ぶようにするとよいでしょう。