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防犯 豆知識
シャッターを付けていたら安心ですか？

窓から泥棒が侵入を防ぐために、ガラス窓の外側にシャッターを設けることは、どれほどの防犯効果が期待できるのでしょうか。

シャッターは屋内駐車場の出入り口などにも使われてて、見た目も強固な印象があり、防犯性が比較的高い印象があります。手動で巻き上げるものと自動のものがありますが、それぞれ鋼製スラットのシャッターを使ってどれくらいの時間持つのかテストした結果を見てみましょう。

まずは「手動シャッター」です。手動シャッターは18秒で錠を破壊しスラット巻き上げまでを完了します。なんと驚異的な早さでしょうか。この手動シャッターを開けた先に、単板ガラスの引き違い窓があったと想定しても（単板ガラスは1分40秒でガラス破りが可能ですので）、合わせて2分かからずに侵入を許すことになります。

次に「自動シャッター」の場合はどうでしょうか。自動シャッターの場合は手動に比べて長い時間はかかるものの58秒でスラットの巻き上げまでを行えます。手動シャッター同様、後ろにある単板ガラスの引き違い窓を割って侵入する時間のに必要な時間と合わせても3分には足らず、比較的簡単に開けられてしまうのがわかります。

シャッターがあるからと安心しがちですが、手動でも自動でも1分以内には取り外されてしまう程度の防犯性能しかないことを念頭に置き、過信しすぎないようにするのが大切です。