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防犯 豆知識
雨戸を付けると防犯効果はありますか？

横引きの雨戸は昔からよく使われている雨戸です。窓の外側にあってガラスでできている窓の全面を隠してくれるため、外からも見えず頑丈なイメージがあるため、防犯効果も高いように思いますが実際のところはどうなのでしょうか？

今回は「錠が下のみに付いている雨戸」と「錠が上下に付いている雨戸」の2つを比較してみたいと思います。まず「錠が下のみに付いている雨戸」をバールやドライバーを使って破壊して開けるのにかかる時間は31秒と意外に短いのには驚きです。

雨戸を壊した後、その後ろにあるガラスの引き違い窓（単板ガラスと想定）を破壊する時間は1分40秒ですから、先の時間と足すと2分と少しあれば、雨戸を付けていても家の中まで入られてしまう事がわかります。

では次の「錠が上下に付いている雨戸」の場合はどうでしょうか。こちらは大幅に時間が伸びて3分11秒となっており、錠が2倍になるだけで、破壊する時間は6倍以上に伸びる事がわかります。先と同じく雨戸を開けた後にガラスの引き違い窓を破る時間を加えると5分近く抵抗できることになりますので、まずまずの防犯効果があると言えそうです。

雨戸に防犯効果を持たせるためには、錠が1つでは、ほとんど意味がありません。上下2つの錠を付け、確実に施錠することで始めて防犯対策になるのだということを忘れないでくださいね。