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防犯 豆知識
ガラスの種類で侵入時間が大幅に変わる

ガラスの引き違いサッシから泥棒が侵入するのに、どれくらいの時間がかかるかご存じでしょうか？引き違いのガラス窓は、クレセントだけでなく補助ロックやサブロックが取り付けられていれば、ガラスを割って侵入する以外の方法では時間がかかり過ぎます。

そのため多くの泥棒はマイナスドライバーなどを使って窓を2箇所（クレセントと補助ロック）割り、手を差し入れて鍵を開けて侵入します。かかる時間はガラスの種類によって大きく変わります。

例えば「単板ガラス」の場合は1分40秒で2箇所のロックを外して引き違い窓を開けられ侵入されてしまいます。これが「複層ガラス」になると約2倍の3分40秒と耐えられる時間が伸びてきます。

しかし、泥棒があきらめる時間は10分が目安ですので、まだまだ心もとない時間です。ガラスが「合わせ複合ガラス」になると時間はぐっと伸び9分50秒となりますので、耐破壊性としては、ほぼクリアのレベルと言えるでしょう。

引き違い窓に変わってルーバー窓の場合も比較的長く、約7分の侵入時間となりますが、こちらはガラスを破壊するのではなく、ホルダーからガラス板を一枚ずつ抜き取る方法をとっています。このように、ガラスの種類を変えることによって簡単に防犯対策を行うことができるということを覚えておくとよいでしょう。