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防犯 豆知識
本当に高解像度カメラが必要ですか？

テレビやパソコンなどで、私達が普段見ている画像は「点描画」と同じで、小さな点で作られた集合体を見て「人」とか「窓」と判断しています。そして、小さな点が小さければ小さいほど、画像はきめ細かいものとなり、見やすくなります。これを「画像の解像度」といいます。

この画像解像度があまりにも低いと、画像はレゴブロックのように「カクカク」となってしまいます。そうなると車などの大きいものであれば、まだ判別できなくはありませんが、人の顔など細かいものを判別するのは難しいでしょう。

そのため、人の顔を判別して監視したい「監視カメラ」や、侵入者などの不審者を録画するための「防犯カメラ」などは、ある程度高い画像解像度が求められます。

しかし、これもカメラの目的によるでしょう。例えばその監視カメラが「誰かが来た」ということを知るためのものであれば、高いお金をかけて画像解像度の高いカメラを設置する必要はありません。

また、防犯カメラの場合でも、家に入ろうとする泥棒に対して「防犯カメラが付いているから別の家を狙おう」と思わせる事が目的であれば、こちらも高解像度は不要です。

このように、監視カメラや防犯カメラを設置しようとする場合、「何の目的で設置するのか」ということを明確にしておかないと、無駄なお金をかけてしまったり、逆に必要なスペックがないという結果になりかねませんので、十分検討してから導入するようにしてくださいね。