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防犯 豆知識
玄関ポーチの下は屋内用防犯機器を使っていい？

庭や門扉など、完全に雨風にさらされている場所とは違い、玄関ポーチなど上に庇（ひさし）や屋根がある場合、「屋内用」の防犯機器を使っても問題ないと考える人もいるようです。

例えば、センサーライトや防犯カメラを玄関扉の上、庇や屋根のすぐ下に取り付ける場合は、屋内とほぼ変わらない環境と言えるかもしれません。しかし、実際はどうでしょうか。

屋外は、雨が降った後は、屋内とは比較にならないほど湿度が高くなります。なぜならそれは、降り注いだ雨が蒸発するからです。屋内には雨が振りませんし、エアコンなどの空調設備もありますから、屋外ほど過酷な環境となる事はありません。

また、屋外は屋内以上に温度の変化が激しく、低温や高温になります。場所によっては塵やホコリが多い所もありますし、海の側であれば風などに含まれる塩分で錆も発生しやすくなります。

これらは全て、防犯機器内部の電気部品などの腐食を早め、漏電やショートが起こる可能性を高めます。電気機器が漏電やショートを起こすと、そこから火を吹いたり、最悪の場合火災に繋がることもあります。

「屋内用のほうが安いから」と屋外に屋内用の防犯機器を付けたものの、そこから火を吹いて家屋が全焼していたら、家や家族を守るためにつけた防犯機器が逆に凶器に変わってしまうことにもなりかねません。

そのため、「屋外には必ず屋外用の防犯機器」を使い、安全な方法で家族と財産を守るようにしてくださいね。